フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州ゴリツィアにて発砲ワインのみ醸造しているワイナリー『サン・ルリンス』日本初入荷のご案内です!
現当主のマルコ・ペコラーリの曽祖父母の時代の1874年からワインの醸造・瓶詰めをしていていましたが、1970年代の経済危機の影響で自社での瓶詰を断念し、葡萄の栽培のみを継続し地元のワイナリーへ販売をしていました。1999年からマルコの父アルマンドによって全ての畑を有機農業に切り替え、その後ウディネで醸造学を学んでいたマルコもいくつかの有機栽培を実践するワイナリーで経験を積み、家族のワイナリーへ加わります。そして非常に難しいヴィンテージだった2014年に最初のヴィンテージとなる、マルヴァジア・イストリアーナの瓶内二次発酵ワインを1000本リリースします。名前の無いそのワインを飲んだ当時の人々はその塩味とミネラルの豊かさから『マリーナ』(海辺・海岸)と表現し、いくつかのヴィンテージではマリーナとしてリリースしています。 畑のあるイゾンツォ平野は暖かく晴れ渡っていますが南のアドリア海から吹く風が畑の温度を中和し、北のアルプス山脈が北東から吹く非常に冷たい風をブロックすることで葡萄にとって最適な環境となり、現地ではこの一角は白ワインの生産に最も適した場所として知られています。 ワイナリー名の『サン・ルリンス』とは地名のサン・ロレンツォ・イゾンティーノのフリウリでの方言になり ます。
マルヴァジアは泡のキメ細やかな安定感あるブラン・ド・ブランのような味わい、リボッラ・ジャッラは果実のエキスをギュッと絞ったような味わいで、2ライン共に方向性に違いのある上質なフリッツァンテです。泡の強さはそこまで強く無いですが、食事との相性は抜群です!