アレパ
カンパーニャ州 カイアッツォ
ALE.P.A.は1986年にエウジェニオ・リッチョが創業し、カンパーニャ州のナポリの北にあるカイアッツォで豊かな自然に囲まれた丘陵地帯で葡萄を栽培しています。1990年代にほぼ絶滅したパラグレッロ種というこの土地の珍しい土着品種の他に、ファランギーナ、グレコ、カベルネ・ソーヴィニョンが作られており、環境への配慮に注意を払い、肥料もマメ科植物などの緑肥のみで全ての化学成分を排除した自然栽培をしています。2002年から現当主のパオラ・リッチョに引継いだ後、彼女は醸造技術を磨いていくことで2012年から最上級ラインの Privoを亜硫酸無添加にて醸造することが可能になりました。 PrivoとはSenza(無)という意味で 他のワインの醸造工程においても SO2 の添加はゼロか極少量の添加で作られています。この素晴らしい環境をよりよく知っていただくために近年、アグリトゥーリズモもスタートしています。
FUORI DI RICCIO NV
フオーリ・ディ・リッチョ
品種
パラグレッロ・ビアンコ 100%
畑
カイアッツォ 標高250m。樹齢18年~36年
収穫
手摘みにて9月末頃に収穫。
醸造
ソフトプレス後、野生酵母にて発酵。シュールリーでステンレスタンクにて熟成後、無濾過にて瓶詰め。瓶詰め時にSo2極少量添加。
生産本数
1500本
上級ライン用に熟成させているパラグレッロ・ビアンコの複数ヴィンテージを使用しています。若いヴィンテージも含まれている為、リッチョビアンコよりもパワフルでタンニンがはっきりと感じられ存在感のはっきりした味わいで、パラグレッロビアンコの味わいを身近に体験して頂きたいという生産者の思いから数量限定での生産となり、日本へは年600本のみの入荷となります。はちみつの香りが味わいにもそのまま現れており、甘くはないがジューシーでマスカットの余韻も感じられる。この一本でパラグレッロビアンコの可能性を十分に感じていただけると思います。Alc.14%
CASA DI CAMPAGNA ROSSO NV
カーザ・ディ・カンパーニャ・ロッソ
品種
パラグレッロ・ネーロ 50%、カベルネ・ソーヴィニヨン 50%
畑
カイアッツォ 標高250m~280m。樹齢25年~36年
収穫
手摘みにて9月末頃に収穫。
醸造
ソフトプレス後、野生酵母にて発酵しマセラシオン。カベルネはステンレスタンク、パラグレッロネーロは500ℓのオーク樽にて熟成後、無濾過にて瓶詰め。So2無添加。
生産本数
1500本
縁が淡いガーネットがかったルビー色。黒糖、腐葉土、キノコやブルーベリーにインクの熟成感のある香り。タンニンが非常にシルキーでなによりも抜栓直後から完全に飲み頃の状態になっており、全く引っ掛かりが無くスムーズに体に吸収されていくというようなイメージすら感じる綺麗な味わい。密度のある葡萄の完熟度はしっかり感じさせながら酸も綺麗に表現し、しっかりとバランスを重視したALEPAのスタイルを感じられる1本。2日目も密度のある綺麗な熟成感をお楽しみ頂けます。 Alc.14%
PRIVO ROSSO 2019
プリヴォ・ロッソ
品種
カベルネ・ソーヴィニヨン 100%
畑
カイアッツォ 標高250m。樹齢36年
収穫
手摘みにて10月下旬に収穫。
醸造
ステンレスタンクで野生酵母にて発酵後同容器にて熟成。ノンフィルターでボトリング、So2不使用
生産本数
1000本
綺麗な酸のあるワインで、旨味と完熟した赤い果実の要素が滋味深く広がっていき、カベルネソーヴィニヨンのコクのある味わいも上品なテイストで現れる。ボトル1本を通して心地よく寄り添っていき、2日目はジューシーな果実の要素がより鮮明になり、バランスを崩すことなく楽しめるワイン。Alc14%