DUE TERRE WINES

ドゥエ・テッレ・ワインズはアルカモ出身のヴィトとキャサリンによって設立されたワイナリーです。ヴィトは２００３年にウディネ大学でワイン醸造の学位を取得し、北イタリアのワイナリーで２年間働いたのち２００５年にアルカモに帰島します。帰島後、彼は家族の古いワイナリーとその仲間の葡萄農家を活性化させることを決意し、５年間かけて改善を行いました。ドゥエ・テッレ・ワインズではアルカモの南にあるボニファト山のさまざまな砂や石灰質の土壌を持つ小さな家族の栽培者との間に成り立っており、彼らの畑は全てオーガニック認定を取得しております。 ワインは全て天然酵母で発酵され、人為的な操作や亜硫酸塩の大量投与を必要とせずに、葡萄の品質をそのまま語らせることを目的としてボトルに導かれています。　各ボトルに描かれているマリオネットはシチリア、特にトラーパニやパレルモに伝わる伝承芸能で『プーピ』と呼ばれ、プーピを使ってくり広げられる人形芝居は古くから広く楽しまれてきた大衆向けの娯楽になります。　アルカモ地域は無数の土壌タイプと高い標高、ほぼ一定のそよ風、そして存分に降り注ぐ太陽によりイタリアでも最高の葡萄産地の一つになりますが、その多くの葡萄は北イタリアへのバルクワイン生産の為に売られてしまっています。 ヴィトは『これらの高品質な土着の葡萄達が別の匿名のボトルに消えていくのを我慢してきたが、ドゥエ・テッレ・ワインズを設立することで彼らに家を与えることができた』と言います。今後もアルカモの自然と共存しながら、高品質なワインを造っていきたいと願っています。